書道具・香道具
Calligraphy
文房具の中でも、硯、墨、紙、筆は、「文房四宝」として古くから文人たちに愛されてきました。
これらのアイテムの中には歴史的価値が高いものも多く、意外な高値が付くこともあります。
四宝に限らず、墨床、筆筒、硯箱などの書道具や、使いかけの墨も高価買取の対象となります。もしお手元にこれらのアイテムがございましたら、ぜひ一度「ゴールドパーチェス」にご相談ください。
文房四宝
Four Treasures of Study
文房四宝とは、中国の文人が書斎(文房)で用いた四つの基本的な文具を指し、筆・墨・硯・紙の4つが含まれます。
筆
筆は、獣毛を用いて作られるもので、現在のような形状の筆が作られたのは秦時代に遡ります。蒙恬将軍が木を管に、鹿の毛を柱に、羊毛を被にした筆を始皇帝に献上したのが始まりとされています。
筆は、唐筆(中国製)と和筆(日本製)に分かれ、材料には馬、鹿、羊、狸、鼬などの動物の毛が一般的に用いられますが、竹や鶏の毛を使ったものもあります。毛の硬さや長さにより、剛毛・柔毛・兼毛、また短鋒・中鋒・長鋒に分けられ、太さは号数で分類されます。筆の穂先を固めたものを固め筆、固めていないものを捌き筆と呼びます。
高価な筆には、李鼎和、上海工芸、武林卲芝厳筆荘などの名筆があります。
墨(古墨)
墨の起源は中国の周時代(紀元前240年頃)に遡り、季超が案出したと言われています。
中国で作られた古墨を唐墨、日本で作られた古墨を和墨と呼びます。墨の主成分は煤と膠で、香料が少量配合されており、優れた保存状態であれば、300年以上経過しても使用が可能です。ただし、原料が悪く製法に問題のある墨は、年月が経っても古墨としての価値は認められません。
名匠には、明時代の程君房や方于魯、清時代の汪近聖、曹素功、胡開文などがおり、明清時代が製墨の頂点とされています。特に、徽墨(中国安徽省産の墨)の四大家には、胡開文、曹素功、汪近聖、汪節庵が名を連ねます。
紙(画仙紙)
紙の原料には、三椏(みつまた)、麻、藁(わら)、竹、雁皮(がんぴ)、楮(こうぞ)などが使用されます。
紙の発明者は、蔡倫(紀元120年頃)とされていますが、近年の発掘調査により、前漢時代の紙片が発見され、蔡倫以前にも紙が存在していた可能性が示唆されています。日本には、高麗僧の曇徴が紙の技術を伝え、聖徳太子が和紙を改良して完成させたと伝えられています。
書道用紙は、唐紙、和紙、洋紙に分けられ、日本で作られた画仙紙は和画仙、中国で作られたものは本画宣(唐紙)と呼ばれます。
中国安徽省で生産された宣紙は有名で、原料には龍須草(わら)や青檀の樹皮が使用され、ブランドには金星牌、蘭亭牌、紅星牌、汪六吉牌などがあります。
硯
硯は、墨を水で磨り卸すための道具で、石や瓦などで作られます。新しいものを新硯、100年以上経過したものを古硯と呼びます。
硯の一部には、墨を溜める窪みの墨池(海)と、墨を磨る部分の墨堂(丘)があり、形式や模様、材質、産地によってさまざまに分類されます。
中国の四大名硯には、端渓硯、歙州硯、洮河緑石硯、澄泥硯があり、その他にも松花江緑石硯や紅糸石硯などが高価で取引されています。
文房四宝は、書道や絵画の重要な道具として、長い歴史を持つ文化財でもあり、品質の高いものは今でも高く評価されています。
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