こんにちは。駒澤大学駅前の買取専門店『ゴールドパーチェス』です。
今回はカジュアルでオシャレな時計、G-SHOCKについて書かせて頂きます。
G-SHOCKについて
G-SHOCKというネーミングですが、日本生まれの時計です。1957年設立の有名メーカーCASIOが手がけました。
当時はクォーツの時計が主流で衝撃に弱く、水にも弱い精密機械でした。クォーツ時計は、細かな部品が隙間なく組み込まれていて、とても壊れやすい物でした。
カシオの正式名称は、カシオ計算機株式会社です。そんな計算機に力を入れていたカシオだからこそ当時、製品としては世の中にあったものの、人気が無かったデジタル時計を人気商品に出来たのかもしれません。
ちなみにカシオ計算機株式会社は、1957年創立ですが、その前身は樫尾忠雄さんが1946年4月に三鷹に作った樫尾製作所だったそうです。創業当時は鍋や釜、自動車の発電ランプを作っていたそうです。
カシオの若手社員3名で落としても壊れない丈夫な時計を作りたいをコンセプトに開発を進めました。
3階から落下させる実験を行い、分析をし、試行錯誤を繰り返しました。時計の心臓部であるモジュールを衝撃から守る事はとても難しく、なかなか解決策を見出せずにいました。公園でゴムまりで遊ぶ子供達を眺めていた時にひらめいたそうです。点でモジュールを支えて、モジュールの周りに空間を作る中空構造という技術でした。

クォーツに多かったメタル素材では、直接衝撃が伝わってしまう為、素材をラバーにしてショック吸収する。パーツには衝撃吸収材をあてた上でラバーでくるみ、更にラバーで包む事で三重構造にして本体を守ります。
やっとの思いで生まれた初代G-SHOCKは1983年4月発売のDC-5000C-1Aで価格は1万1,400円でした。

耐衝撃構造を備えた初代G-SHOCK、
- 自由落下強度10M(自由落下=重力GRAVITY)
- 防水強度10気圧
- 電池寿命10年
3つの10を売りにして壊れない時計として売り出しました。
同年の11月にセカンドモデルWW-5100C-1(WW→耐低温仕様)を発売しますが、短命に終わってしまいます。
翌年の1984年6月に初代のマイナーチェンジモデルDC-5200-C-1を価格1万1,000円で発売します。
初代と同じモジュール240を搭載。1/100秒のストップウォッチ、タイマー、時刻アラーム、時報、オートカレンダーなどの機能と−30℃〜+50℃に対応するオールマイティタフとして注目されます。
アイスホッケーの選手がパックの代わりにG-SHOCKをシュートしてゴールを決めるアメリカのCMが話題になりました。過大広告なのではないかと噂を呼び、実際にテレビ番組内で検証が行われたほどです。この番組内の実験で壊れないことが実証され、爆発的に売れるようになりました。

1984年12月にWW5300-C-1(2個目の耐低温仕様モデル)を発売します。価格1万1,400円。
WIDE TEMP-LCの文字が赤色に変更され、よりオシャレになりました。
1985年5月にDW-5400-C-1を価格1万1,000円で発売します。初めてのラウンドデザインのG-SHOCKでした。
1985年8月DW-5500-C-1を価格1万4,800円で発売します。従来のショックレジスト(耐衝撃構造)に加えて新たにマッドレジスト(防塵、防泥構造)機能を追加。

1987年6月DW-5600C-1を価格9,800円で発売します。
いよいよ現代へ続く角形DW-5000の完成形のDW-5600が誕生します。この時計は、その後9年間生産され続ける大ヒット商品になります。
映画スピードでは、キアヌ・リーブスが使用して話題になりました。
このモデル以降、水深表記が国内モデルでは20BAR、海外モデルでは200Mと表記されるようになります。

1988年3月DW-500C-1を価格7,900円で発売します。大人気のDW-5600C-1をボーイズサイズに小型化しました。ジュニアGと呼ばれていて現在のBABY-Gに繋がるモデルを発売しています。

この後、現在までタフネスをコンセプトに防塵・防泥や光駆動のソーラー時計、電波時計、高度な方位計測のできる時計、ファッションメーカーとのコラボなど、さまざまなデザインのG-SHOCKを世に送り出しています。その数、累計1億5千万個を超えているそうです。
自衛隊や各国の軍隊が過酷な戦場で使用されていたり、木梨憲武さん、ヒロミさん、木村拓哉さん、佐藤栞里さん、向井康二さん、ベッカムさん、キアヌ・リーブスさん、日村勇紀さんなど数多くの有名人がG-SHOCKの愛用を公言しています。
そしてこの春4月11日にまた新しい磁石の針のGA-V01シリーズの時計と、スケルトンの2100シリーズの時計を同日に発売します。

2月に中国で先行発売され話題になったGA-V01 シリーズ価格は2万1,450円。

ベゼルとバンドが一体構造になった未来感溢れる見た目とショックリリース針という、固定せず磁石の力で付いて動いているそうです。
揺らすと針は動きますが、受けた衝撃を受け流す事が出来る新しいマグネティックホールディング構造を開発。
常に新しい技術に挑戦して進化し続けている素晴らしいG-SHOCKという時計。
頑丈でいてオシャレ、革新的でレトロ、兼ね備えたG-SHOCKをこの機会に迎えてみてはいかがでしょうか?
お手持ちの大切な時計や、古い時計も大切な記憶と共にゴールドパーチェスがお買取させて頂きます。
ペット連れの方もご一緒に入店出来るようになりました。
ぜひお散歩ついでにお気軽にお越しください。